ピルをやめたら老ける?生理はいつくる?ピルをやめたあとに起こる良いこと&悪いこと

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コラム

毎日ほぼ同じ時間に服用しなければならないピル。飲み忘れに気を遣い、旅行や外泊のたびに持ち歩き、体調やスケジュールを“ピル基準”で考える生活に、ふと疲れを感じる瞬間は誰にでもありますよね。
「いっそやめたら楽になるのに……」
そう思う一方で、ピルをやめたら老けるって本当?次の生理はいつ来るの?、**PMSや生理痛が悪化しない?**と、不安が次々に浮かんでくるのも事実です。

そこで今回は、元ピルユーザーの筆者自身の体験と、産婦人科医や専門家の見解をもとに、ピルをやめたあとに起こる「良いこと」と「悪いこと」をできるだけリアルに整理しました。
ピルをやめるか迷っている人、いつかやめたいと思っている人にとって、“判断材料になる記事”を目指しています。


みんながピルをやめようと思うタイミングはいつ?

これまで何らかの理由があって飲み始めたピル。それでも、生活の変化や体の変化によって「やめ時」を考える瞬間は訪れます。ここでは、実際に多い「ピルをやめようと思う代表的なタイミング」を見ていきましょう。

彼氏と別れて避妊の必要がなくなった時

避妊目的でピルを飲んでいた人にとって、もっとも多いきっかけがこのパターンです。
パートナーとの関係が終わり、性交渉の頻度がゼロ、もしくは大きく下がったことで、「今、ピルを飲み続ける意味ってあるのかな?」と考えるようになります。

筆者自身も、ピルをやめた直接のきっかけはこの理由でした。
避妊という明確な目的がなくなった瞬間、毎月の出費・飲み忘れのプレッシャー・体への影響を冷静に見直すようになったのです。

もちろん、ゴムでの避妊に比べてピルは確実性が高い方法です。そのため「彼氏がいる間は安心料として飲んでいた」という人も多いでしょう。
だからこそ、その前提が崩れたタイミングは、ピルをやめるかどうかを考える大きな分岐点になります。

妊娠を希望する時

将来的に子どもが欲しいと考え始めたタイミングも、ピルをやめる理由として非常に多いです。
ピルを服用している間は排卵が抑制されるため、妊娠を希望する場合はやめる必要があります。

「長くピルを飲んでいたから、やめてもすぐ妊娠できないのでは?」と不安になる人もいますが、専門家の見解では多くの場合、排卵は比較的早く再開します。
実際、ピルをやめて数ヶ月以内に妊娠したというケースも珍しくありません。

ただし、体質や年齢によって個人差はあります。焦らず、自分の体のリズムが戻るのを見守る姿勢が大切です。

副作用の血栓症が心配になった時

ピルは安全性の高い薬とされていますが、血栓症のリスクがゼロではないことも事実です。
近年はニュースやSNSでこの話題を目にする機会も増え、「なんとなく怖くなった」という理由でやめる人もいます。

特に、
・30代後半以降
・喫煙習慣がある
・長時間同じ姿勢で過ごすことが多い
といった条件が重なると、リスクを意識する人が増える傾向にあります。

医師と相談したうえで「今の自分には必要ないかも」と判断し、やめるケースも少なくありません。

ピルが体質に合わないと感じた時

飲み始めた当初から、
・吐き気
・頭痛
・むくみ
・気分の落ち込み
などの副作用を感じ、「これは合わないかも」と思ってやめる人もいます。

また、長年問題なく飲っていたのに、ある時期から急に合わなくなるケースもあります。ホルモンバランスや体質は年齢や生活環境によって変化するため、「ずっと同じピルが合うとは限らない」という点は知っておきたいポイントです。

種類を変えて解決する人もいれば、ピルそのものをやめる決断をする人もいます。


ピルをやめたあとに起こる「良いこと」

ここからは、実際にピルをやめたあとに感じやすいポジティブな変化を紹介します。

毎日の「飲み忘れストレス」から解放される

これは多くの元ユーザーが口を揃えて言うポイントです。
「今日はもう飲んだっけ?」
「この時間までに帰らなきゃ」
そんな小さな緊張がなくなるだけで、精神的な負担はかなり軽くなります。

特に忙しい人ほど、ピルをやめたあとの“頭の軽さ”を実感しやすいでしょう。

体が本来のホルモンリズムに戻っていく

ピルをやめると、排卵が再開し、自然なホルモン周期が戻ってきます。
これにより、
・性欲が自然に戻る
・感情の波が「自分のもの」として理解しやすくなる
と感じる人もいます。

「ピルを飲んでいた頃は、気分が平坦だった」と振り返る人も少なくありません。

出費が減る

地味ですが現実的なメリットです。
毎月数千円の出費がなくなることで、「意外と大きかったんだな」と実感する人も多いでしょう。


ピルをやめたあとに起こる「悪いこと・注意点」

一方で、デメリットや注意すべき変化もあります。

生理周期が乱れることがある

ピルをやめた直後は、
・次の生理がいつ来るかわからない
・周期が安定するまで数ヶ月かかる
といったことが起こりがちです。

これは異常ではなく、体が自力でホルモン調整を再開しているサイン。
ただし、3〜6ヶ月以上生理が来ない場合は、一度受診を検討しましょう。

PMSや生理痛が戻る可能性

ピルで抑えられていたPMSや生理痛が、再び出てくるケースもあります。
「やめてみたら、やっぱり辛かった」と感じ、再度ピルを検討する人もいます。

これは失敗ではなく、自分の体に合った選択を見直す過程だと考えてOKです。

肌荒れ・ニキビが出ることも

ホルモンバランスの変化により、一時的に肌トラブルが出る人もいます。
特に顎やフェイスラインのニキビは、やめた直後に起こりやすい傾向があります。

多くの場合、時間とともに落ち着きますが、スキンケアや生活習慣の見直しも並行して行うと安心です。


ピルをやめる前に知っておきたい心構え

ピルをやめる=必ず後悔する、というわけではありません。
大切なのは、
・メリットとデメリットを理解しておく
・「合わなければまた考えればいい」と思っておく
この2点です。

一度やめたからといって、二度と飲めないわけではありません。
自分の体の声を聞きながら、柔軟に選択していく姿勢が何より重要です。

ピルをやめたら起こる良いこと10個

それでは本題です。ここまで見てきたように、ピルをやめようと考える理由は人それぞれ異なります。体調面の不安、将来の妊娠を見据えた判断、金銭的な理由、あるいは「なんとなく合わない」という直感的な違和感など、きっかけは本当にさまざまです。では実際にピルをやめると、体や心、生活にはどのような変化が起こるのでしょうか。ここからは、ピルをやめたことで「良かった」と感じる人が多いポイントを、体験者の声や専門家の見解を交えながら詳しく見ていきます。

①服用のわずらわしさから解放される

ピルは「毎日決まった時間に飲む」ことが基本です。これは想像以上に大きなストレスになることがあります。平日は問題なくても、休日や旅行、急な予定変更があると「飲んだっけ?」と不安になったり、アラームに追われる感覚を覚えたりする人も少なくありません。

飲み忘れが起きた場合、後から複数錠を服用する必要が出てくることもあり、その際にホルモンバランスが一気に変化して、吐き気や頭痛、不正出血といった症状が出ることもあります。こうした細かな気遣いから解放されるのは、ピルをやめる大きなメリットのひとつです。「今日は飲まなくていい」というだけで、精神的にかなり楽になったという声は多く聞かれます。

②金銭的な負担がやわらぐ

日本では、避妊目的のピルは原則として保険適用外です。毎月のピル代はおおよそ2,500円〜3,500円ほどが相場で、これに加えて定期的な血液検査や診察料がかかるケースもあります。年間で考えると、決して小さな金額ではありません。

さらに、避妊目的であっても「自分の体のことだから」と、費用をすべて自分で負担している女性も多いのが現実です。ピルをやめることで、こうした固定費が一切かからなくなり、その分を美容や趣味、貯蓄に回せるようになるのは、生活全体を見たときに大きな変化と言えるでしょう。

③クリニックに行かなくて済む

ピルを服用していると、定期的にクリニックへ通う必要があります。診察そのものは短時間でも、移動時間や待ち時間を含めると、意外と大きな負担になります。人気のクリニックでは、予約していても長時間待たされることもあり、「これが地味にストレスだった」という声は非常に多いです。

ピルをやめれば、こうした定期通院から解放されます。仕事や学業で忙しい人にとっては、通院の予定を組まなくてよくなるだけで、時間と気持ちに余裕が生まれるでしょう。

④むくみがおさまり痩せる

ピルの副作用としてよく挙げられるのが「むくみ」です。ホルモンの影響で体が水分を溜め込みやすくなり、顔や脚、指輪がきつくなるなどの変化を感じる人もいます。むくみは体重増加として数値に表れることもあり、「食べていないのに太った」と感じる原因になります。

ピルをやめることで、体内の水分バランスが自然な状態に戻り、むくみが引いていくケースがあります。その結果、体重が減ったり、体がスッキリしたと感じたりする人も少なくありません。ホルモンの影響で増していた食欲が落ち着くこともあり、結果的に痩せたと実感する人もいます。

⑤性欲が上がる

ピル服用中に「性欲が落ちた」「以前ほどセックスしたいと思わなくなった」と感じる人は意外と多いものです。これは珍しいことではなく、ホルモンバランスの変化による副作用のひとつとされています。

ピルをやめたことで、「性欲が戻った」「久しぶりにセックスしたい気持ちになった」という声は少なくありません。元々性欲が強い人は、服用前の感覚に戻ることが多く、服用中に性欲低下を感じていた人ほど、その変化を実感しやすい傾向があります。パートナーとの関係性が改善したと感じる人もおり、精神面への影響も大きいポイントです。

⑥シミが薄くなる

ピルの副作用のひとつに、肝斑(かんぱん)と呼ばれるシミが濃くなることがあります。特に頬骨あたりに左右対称に現れることが多く、メイクで隠しにくいのが特徴です。ピルの服用がきっかけで肝斑が出たり、濃くなったりするケースも少なくありません。

ピルをやめることで、ホルモンの影響が弱まり、時間をかけてシミが薄くなっていく人もいます。すぐに消えるわけではありませんが、「前より目立たなくなった」「ファンデーションが薄くて済むようになった」と感じる人は多いです。

⑦性病のリスクが下がる

ピルをやめることによって、結果的に性病のリスクが下がる可能性があります。これは「ピルそのものが性病を増やす/減らす」という単純な話ではなく、性行動の選択が変わることが大きな理由です。

低用量ピルは、正しく服用すれば非常に高い避妊効果が得られるため、「妊娠しないならコンドームはいらない」と考えてしまう人が一定数います。実際、ピルを使用している女性の中には、パートナーとの合意のもとでコンドームを使わずに性交渉を行っているケースも少なくありません。しかし、ここで見落とされがちなのが、ピルは性病を一切防げないという事実です。

クラミジア、淋菌、梅毒、HIV、HPV(ヒトパピローマウイルス)など、多くの性感染症は、避妊とは無関係に感染します。妊娠の不安がないからといって無防備な性交渉を続けていれば、性病のリスクは確実に高まります。

一方で、ピルをやめると「妊娠を防ぐ必要がある」という意識が強くなるため、自然とコンドームを使う選択に戻る人が多くなります。コンドームは避妊具であると同時に、性病予防において非常に有効な手段です。100%防げるわけではないものの、感染リスクを大きく下げることができます。

また、ピルをやめたことをきっかけに、自分の身体や性の安全について改めて考えるようになる人もいます。定期的な性病検査を受ける、パートナーと性に関する話し合いをする、といった行動につながることもあり、結果的にリスク管理の意識が高まるケースも少なくありません。

つまり、ピルをやめることで「無防備なセックスになりやすい環境」から距離を置ける可能性があり、それが性病リスクの低下につながる、というわけです。

⑧薬の飲み合わせを気にしなくて済む

低用量ピルを服用している間は、実はさまざまな薬やサプリメントとの飲み合わせに注意する必要があります。これは意外と見落とされがちですが、日常生活においては地味にストレスになるポイントです。

代表的なものとしてよく挙げられるのが、**トランサミン(トラネキサム酸)**です。シミや肝斑の治療で処方されることが多い薬ですが、ピルとの併用には注意が必要とされています。血栓症リスクの観点から、医師が慎重になるケースも少なくありません。

そのほかにも、
・てんかん治療薬
・一部の抗うつ薬
・抗菌薬
・ハーブ系サプリメント(特にセントジョーンズワート)

などは、低用量ピルと併用することでピルの避妊効果を弱めてしまう可能性があります。そのため、別の薬を処方されるたびに「ピルを飲んでいること」を申告し、問題がないか確認しなければならない状況が生じます。

ピルをやめることで、こうした飲み合わせを常に気にする必要がなくなり、体調や目的に応じて薬やサプリを選びやすくなります。美容目的のサプリメントや、体調管理のための漢方なども、制限なく取り入れられるようになるのは大きなメリットです。

また、将来的に病気や不調で長期間薬を服用する必要が出てきた場合にも、「ピルとの相性」を考えなくて済むという安心感があります。これは年齢を重ねるほど、実感しやすくなる利点と言えるでしょう。

⑨血栓症のリスクが下がる

ピルの副作用として、必ずと言っていいほど説明されるのが血栓症のリスクです。発症頻度は決して高くありませんが、ゼロではないため、特に注意が必要なポイントでもあります。

低用量ピルには女性ホルモンが含まれており、このホルモンの影響で血液が固まりやすくなることがあります。その結果、血管の中に血栓ができやすくなり、場合によっては肺塞栓症や脳梗塞など、重篤な症状につながることもあります。

特にリスクが高いとされているのが、
・喫煙習慣がある
・35歳以上
・肥満傾向
・長時間同じ姿勢で過ごすことが多い

といった条件に当てはまる人です。喫煙者の場合、ピルとタバコの相乗効果で血栓症のリスクがさらに高まることが分かっており、条件によっては処方そのものが断られるケースもあります。

ただし、ピルは保険適用外の自由診療で処方されることが多いため、クリニックによって判断基準にばらつきがあるのも現実です。処方してもらえたからといって、リスクがなくなるわけではありません。

ピルをやめることで、こうした血栓症のリスクは確実に低下します。特に喫煙習慣がある人や、年齢的なリスクが気になり始めた人にとっては、身体的な安心感が大きくなるメリットと言えるでしょう。

⑩妊娠しやすい状態になる

あまり知られていませんが、長期間ピルを服用していた人が服用をやめると、妊娠しやすい状態になるといわれています。これは、妊娠を希望する人にとって非常に大きなメリットです。

低用量ピルは、排卵を抑制することで妊娠を防ぎます。この「排卵を休ませる」状態が続くことで、卵巣が無駄に働かず、結果として卵巣の消耗を抑える効果があると考えられています。排卵は妊娠に必要な働きですが、毎月繰り返されることで卵巣や子宮に負担がかかるのも事実です。

ピルを服用している間は不要な排卵が抑えられ、卵巣が比較的良好な状態で保たれます。そのため、服用をやめて排卵が再開した際に、妊娠しやすいコンディションになるとされているのです。

特に、月経困難症や子宮内膜症などの婦人科系トラブルを抱えていた人の場合、ピルによって症状が改善され、その結果として妊娠の確率が上がるケースもあります。もともと妊娠しにくい状態だった人ほど、その変化を実感しやすい傾向があります。

なお、「ピルをやめると急に老ける」「ホルモンバランスが崩れて一気に不調になる」といった話を聞くことがありますが、これは誤解されがちな点です。ピル服用中は老化の進行が一時的に緩やかになっていただけで、やめたから老化が加速するわけではありません。単に、年齢相応の状態に戻るだけなのです。

将来的に妊娠を考えている人にとって、ピルをやめるタイミングはとても重要です。ライフプランや体調と相談しながら、前向きな選択として検討する価値は十分にあるでしょう。

ピルをやめたら起こる悪いこと7つ

ここまでお伝えしてきたように、ピルをやめることで体が本来のリズムを取り戻したり、長期服用による不安が軽減されたりといったメリットがある一方で、実際には無視できないデメリットも存在します。
SNS上、特にX(旧Twitter)を見ていると、元ピルユーザーたちのリアルな声が数多く投稿されており、「思ったよりつらかった」「こんな影響が出るとは知らなかった」という戸惑いも少なくありません。

個人差はあるものの、こうした体験談を目にすると「やめたいけど不安で踏み切れない」と感じるのも無理はないでしょう。
そこでここでは、筆者自身を含む元ピルユーザーたちの実体験をベースに、医学的な見解と照らし合わせながら「ピルをやめたあとに起こりやすい悪いこと」を整理して解説していきます。


①肌荒れが起きる

ピルをやめたあと、最も多く聞かれる悩みのひとつが肌荒れです。特に顎やフェイスラインを中心に、赤く腫れたニキビや吹き出物が急に増えたという声は非常に多く見られます。

ピル服用中は、黄体ホルモンの作用によって男性ホルモン(アンドロゲン)の影響が抑えられ、皮脂分泌が安定しやすい状態になります。そのため、いわゆる“大人ニキビ”ができにくく、肌の調子が良かったと感じる人も少なくありません。

しかし、ピルをやめるとこのホルモンコントロールが一気に解除されます。すると、体は本来のホルモンバランスに戻ろうとする過程で一時的に乱れやすくなり、皮脂分泌が増加。その結果、ニキビや肌荒れが再発・悪化することがあります。

もともと肌トラブルが少なかった人であれば、そこまで大きな影響が出ない場合もありますが、「ピルで肌が安定していた自覚がある人」にとっては、精神的にもつらく感じやすいデメリットと言えるでしょう。


②抜け毛が増える

ピルをやめたあと、「シャンプー時の抜け毛が明らかに増えた」「ドライヤー後の床が怖い」と感じる人も少なくありません。これもホルモンバランスの変化による影響のひとつです。

ピルを服用している間、体内では女性ホルモンが安定的に供給されるため、髪の成長期が長く保たれやすくなります。その結果、妊娠中に近い状態と同じく、抜け毛が減り、髪が多く・豊かに感じられることがあります。

ところが、ピルを中止すると女性ホルモン量が自然な状態へと戻り、それまで「抜けずに残っていた髪」が一気に抜けるタイミングが訪れます。
これを医学的には「休止期脱毛」と呼び、一時的な現象であることがほとんどです。

つまり、ピルをやめたから新たにハゲるわけではなく、「ピルによって維持されていた状態が元に戻るだけ」というケースが大半。ただし、短期間でごっそり抜ける感覚は精神的なダメージが大きく、不安になる人が多いのも事実です。


③気分が不安定になる

ピルの影響は、体だけでなく心にも及びます。特に服用中に「情緒が安定していた」「生理前でも気分の浮き沈みが少なかった」と感じていた人ほど、やめたあとのメンタルの変化に戸惑いやすい傾向があります。

ホルモンバランスの急激な変化は、脳内の神経伝達物質にも影響を与えます。その結果、理由もなく落ち込んだり、イライラしやすくなったり、不安感が強まったりすることがあります。

この状態は「自分の性格の問題」「心が弱いから」と誤解されがちですが、実際にはホルモン由来の反応であるケースが多く、本人の意思だけでコントロールするのは難しいものです。

数ヶ月かけて徐々に落ち着いていく人もいれば、生活環境やストレスの影響で長引く人もいます。ピル服用によって精神的に安定していた自覚がある人は、こうした変化が起こりうることを事前に理解しておくことが大切です。


④生理が重くなる

ピルには生理中の出血量を抑える作用があります。服用中は月経量が大幅に減り、生理期間も短く、痛みも軽減されていたという人は多いでしょう。

しかし、ピルをやめると体は本来の排卵サイクルに戻ります。その結果、出血量が増え、生理期間が長くなり、生理痛も再び強くなる傾向があります。
人によっては、貧血症状が出たり、仕事や日常生活に支障をきたすレベルまでつらく感じることもあります。

「ピルを飲む前はこんなにしんどかったんだ」と、過去のつらさを思い出す人も少なくありません。特に、生理痛や過多月経を理由にピルを処方されていた人にとっては、覚悟が必要なデメリットと言えるでしょう。


⑤月経前症候群(PMS)が悪化する

ピルは排卵を抑制し、ホルモンの急激な変動を抑えることで、PMS(月経前症候群)の症状を軽減する効果があります。
そのため、PMS対策としてピルを服用していた人がやめると、生理前の不調が再び強く現れる可能性があります。

イライラ、落ち込み、眠気、頭痛、むくみ、過食など、PMSの症状は多岐にわたります。これらが毎月のように繰り返されると、心身ともに大きな負担になります。

筆者自身はもともとPMSの自覚症状が少なかったため、ピルをやめても大きな問題はありませんでした。しかし、PMSが重い人にとっては、生活の質を左右するほどの影響が出ることもあり、見過ごせないデメリットです。

⑥ 生理周期が安定しなくなる

ピルを服用している間は、ホルモンが人工的にコントロールされているため、ほぼ決まったタイミングで出血が起こります。そのため「生理日を予測しやすい」「予定が立てやすい」というメリットを感じていた方も多いでしょう。しかし、ピルの服用を中断すると、そのコントロールが外れ、体本来のホルモンバランスに戻る過程が始まります。

一般的には、ピルをやめてから2〜3ヶ月ほどで自然な生理周期に戻ると言われていますが、これはあくまで目安です。もともと生理周期が安定していなかった人や、ストレス・生活習慣の影響を受けやすい人の場合、周期が戻るまでにもう少し時間がかかることもあります。その間、「次の生理がいつ来るのかわからない」という状態が続き、精神的なフラストレーションを感じやすくなることも少なくありません。

生理日が読めないことによる不便さは、日常生活のさまざまな場面に影響します。たとえば、突然の出血に備えて常にナプキンを持ち歩かなければならなかったり、白い服や薄い色のボトムスを避けるようになったりと、無意識のうちに行動が制限されてしまうこともあります。また、生理周期が不安定だと排卵時期の予測も難しくなり、妊娠を望まない場合には「安全日」が分かりにくくなるという問題も出てきます。

さらに、ピル服用中であれば可能だった「旅行や大切な予定に合わせて生理日を調整する」という選択肢がなくなる点も、人によっては大きなデメリットに感じられるでしょう。デートや出張、旅行の直前に生理が重なってしまい、体調や気分に影響が出ることも考えられます。このように、ピル中断後の生理周期の乱れは、身体的な変化だけでなく、生活全体のリズムやメンタル面にも影響を及ぼす可能性があります。

ただし、これは「必ず悪いことが起こる」という意味ではありません。時間の経過とともに自分の体のリズムを取り戻し、結果的に「自然な周期のほうが合っている」と感じる人もいます。大切なのは、一時的な変化に過度に不安を感じすぎず、自分の体の状態を観察しながら向き合うことです。

⑦ 胸が小さくなる

ピルをやめたあとに、「胸が小さくなった気がする」「張りがなくなった」と感じる人も一定数います。これは決して珍しいことではなく、ピルによるホルモンの影響が関係しています。ピルにはエストロゲンなどの女性ホルモンが含まれており、その作用によって一時的に胸が張ったり、ボリュームが出たりすることがあります。

そのため、ピルの服用を中断すると、ホルモンによる張りがなくなり、「元のサイズや状態に戻った」と感じるケースが多いのです。実際に胸の脂肪や組織が急激に減少したわけではなく、あくまでホルモンによる変化が落ち着いただけ、という場合がほとんどです。

ただし、ピルによる胸の張りやサイズアップをポジティブに捉えていた人にとっては、見た目の変化がショックに感じられることもあるでしょう。特に、服のフィット感が変わったり、鏡を見たときの印象が違って感じられたりすると、「やめなければよかったのかな」と後悔する気持ちが出てくることもあります。

一方で、胸の張りが原因で起こっていた違和感や痛み、ブラの締め付けが軽減され、「体が楽になった」と感じる人もいます。つまり、これはメリットにもデメリットにもなり得る変化だと言えます。見た目の変化だけでなく、自分がどのように感じているか、日常生活での快適さがどう変わったかも含めて考えることが大切です。

また、胸のサイズや張りは、体重の増減や筋肉量、姿勢、生活習慣などの影響も受けます。ピルをやめたからといって、今後ずっと変化が固定されるわけではありません。時間の経過とともに体が安定し、自然なバランスに落ち着いていくケースも多いため、短期間の変化だけで判断しないようにしましょう。

まとめ:ピルを中断するメリットとデメリットをしっかり確認しよう

ここまで、ピルをやめたことで起こり得る変化について見てきました。ピルはホルモンバランスに直接働きかける薬であるため、服用を中断すると、心や体にさまざまな変化が現れる可能性があります。生理周期の乱れや胸の変化は、その中でも比較的多くの人が実感しやすいポイントです。

もちろん、これらの変化には大きな個人差があります。ピルをやめてもほとんど影響を感じない人もいれば、しばらく戸惑う期間が続く人もいます。重要なのは、「良い・悪い」で単純に判断するのではなく、自分のライフスタイルや価値観、体調に合っているかどうかという視点で考えることです。

ピルを続けることで得られる安心感や利便性もあれば、やめることで実感できる自然なリズムや身体の軽さもあります。どちらが正解ということはなく、今の自分にとって何が一番大切かを見極めることが大切です。迷ったときは、一人で抱え込まず、医師や専門家に相談するのもひとつの方法でしょう。

ピルを服用するか、中断するかは、将来の計画や体調の変化によっても変わっていくものです。その時々で情報を整理し、メリットとデメリットを理解したうえで、自分自身が納得できる選択をしていきましょう。

以上、絶対あきらめない編集部からのお届けでした。

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