セックスレスが原因で不倫に走る妻が増えている
セックスレス夫婦が当たり前になりつつある日本の現状

日本は世界的に見ても、セックスレス夫婦の割合が非常に高い国だと言われています。ある調査では、**1ヶ月以上セックスをしていない夫婦が約45%**にものぼるという結果が出ており、この数字は年々増加傾向にあります。結婚生活が長くなるにつれ、仕事や家事、育児に追われる日々の中で、夫婦のスキンシップや性的な関係が後回しになってしまうケースは決して珍しくありません。
最初は「疲れているから」「今日は忙しかったから」といった些細な理由でセックスを避けるようになり、それが習慣化してしまうことで、気づけば長期間レス状態になっていたという夫婦も多いでしょう。問題なのは、セックスレスが単なる生活の変化として放置されやすい点にあります。表面上は仲の良い夫婦に見えても、心の奥では満たされない気持ちや孤独感を抱えたまま生活している妻も少なくありません。
セックスレスと不倫の深い関係性
セックスレスになると、不倫に走りやすくなる傾向があることは、さまざまなメディアや専門家の間でも指摘されています。特に最近では、不倫をするのは男性だけではなく、不倫に走る妻が増えていることが社会的な問題として取り上げられるようになりました。
その背景のひとつとして、不倫をテーマにしたドラマや漫画の影響が挙げられます。主婦の不倫を描いたドラマ「昼顔」が社会現象になるほどのヒットを記録したことは、多くの人の記憶に残っているでしょう。平日の昼間に、夫以外の男性と恋に落ちる主婦、いわゆる「昼顔妻」という存在は、現実離れした物語でありながらも、多くの女性の心に強く刺さりました。
フィクションの世界で描かれる不倫は、日常に疲れた主婦にとって「自分ももう一度、女として見られたい」「誰かに必要とされたい」という願望を刺激します。その結果、実際には不倫をしていなくても、不倫という行為そのものに憧れを抱く女性が増えてきているのです。
不倫が身近なものとして描かれる社会の影響
最近では、テレビやネットニュースでも芸能人の不倫報道が連日のように取り上げられ、不倫は決して特別な出来事ではないかのような印象を与えています。さらに、不倫ドラマや漫画では、魅力的な男性と恋に落ち、現実では味わえないような刺激的な恋愛を体験する妻の姿が描かれることが多く、不倫に対するハードルを下げてしまっている側面も否定できません。
「夫との間に愛情を感じられない」「もう何年も女として扱われていない」「ときめきのない毎日に耐えられない」——こうした感情を抱えた妻たちは、ドラマの中の昼顔妻に自分を重ね合わせ、「私も同じ状況かもしれない」と感じるようになります。そこから、不倫への心理的な距離が一気に縮まってしまうのです。
ときめきの欠如と寂しさが妻を不倫へ向かわせる
夫婦で毎日一緒に生活していると、付き合い始めた頃のようなドキドキ感や新鮮さはどうしても薄れていきます。会話は事務的になり、スキンシップも減り、気づけば「家族」ではあっても「恋人」ではなくなってしまう。そうした状態が長く続くと、妻は次第に「女としての自分」を見失っていきます。
そこに、優しい言葉をかけてくれる男性や、自分を一人の女性として見てくれる存在が現れると、心が揺れてしまうのは無理もありません。特に、夫が仕事で忙しく家を空けがちだったり、会話やスキンシップを面倒くさがったりする場合、妻の寂しさはより深刻になります。その寂しさを埋めるために、不倫という形で心の隙間を埋めようとしてしまうのです。
妻の不倫を防ぐためには、セックスそのものだけでなく、日常の中でのスキンシップや会話、ときめきを意識的に取り戻す努力が欠かせません。結婚生活が長くなっても、「異性として大切にされている」と感じられる関係を維持することが、セックスレスや不倫を防ぐ最大の鍵と言えるでしょう。
なぜ、夫婦はセックスレスになるのか
セックスのマンネリ化が最初の引き金になる

そもそも、なぜ夫婦はセックスレスになってしまうのでしょうか。多くの夫婦が最初に直面する原因として挙げられるのが、セックスのマンネリ化です。結婚当初や付き合いたての頃は、新鮮さや高揚感があり、多少の無理をしてでも相手と触れ合いたいと思えるものです。しかし、長年同じ相手と生活を共にしていると、どうしても刺激は薄れ、行為そのものが「いつもの流れ」「決まりきった作業」のように感じられてしまいます。
これは決して珍しいことではなく、むしろ多くの夫婦が通る自然な過程だと言えるでしょう。問題なのは、そのマンネリを「仕方ないもの」として放置してしまうことです。マンネリが続くと、次第にセックスへの期待値が下がり、「わざわざ時間を作ってまでしなくてもいい」という気持ちが芽生え、やがてセックスレスへと移行していきます。
もしセックスレスの原因が、このマンネリ感にあるのであれば、比較的対処はしやすいとも言えます。たとえば、いつもと違う場所で過ごしてみる、たまにはラブホテルを利用して非日常感を演出する、AVを一緒に観て新しい刺激を取り入れるなど、小さな工夫で関係性が変わることもあります。重要なのは「今までと同じやり方に固執しないこと」です。夫婦である前に、男女であることを思い出す意識が、マンネリ打破の第一歩になります。
産後のホルモンバランスの変化が性欲を奪う
セックスレスになりやすい時期として、特に多く挙げられるのが女性の産後です。出産という大きなライフイベントは、女性の心と体に想像以上の変化をもたらします。妊娠中は女性ホルモンの分泌量が増え続け、出産直前にはピークに達しますが、出産を終えた途端、そのホルモン量は一気に低下します。
その代わりに分泌されるのが、母性ホルモンと呼ばれるものです。このホルモンは、赤ちゃんを守り育てるために必要不可欠なものですが、一方で性的な欲求を抑える方向に働くことがあります。そのため、出産後に「全く性欲が湧かない」「触れられること自体がしんどい」と感じる女性は決して少なくありません。
さらに、産後は睡眠不足や育児ストレス、体型の変化など、精神的・肉体的な負担が一気にのしかかります。こうした要因が重なることで、セックスどころではなくなってしまうのです。
産後の女性の体内では、女性ホルモンが激減し、なおかつ母性ホルモンが活発に分泌されている状態が続きます。これは「気持ちの問題」ではなく、明確な身体的変化によるものでもあります。
産後の女性の体の中は、女性ホルモンが激減した状態、なおかつ母性ホルモンがどんどん出ている状態なのです。出産後、全く性欲が湧かないという女性が少なくないのは、育児ストレスなど精神的な原因のほかに、体内のホルモンの切り替わりという肉体的な理由もあるのです。女性は、一生をホルモンに左右されます。
引用:ココロとセックスレスの関係
産後のセックスレスを防ぐために最も大切なのは、男性側がこの事実を正しく理解することです。「拒否された」「女として見られていない」と感じてしまう気持ちもあるかもしれませんが、それを責めたり不満としてぶつけてしまうと、溝はさらに深まります。産後はセックスの再開を急ぐよりも、まずはパートナーの体と心を回復させるサポートに徹する姿勢が、結果的にセックスレスの長期化を防ぐことにつながるのです。
セックスそのものが「面倒」になってしまう
夫婦がセックスレスになる原因として、意外に多いのが「セックスが面倒に感じる」という声です。決して性欲がゼロになったわけではなく、「したい気持ちはあるけれど、そこまでの気力がない」「時間がかかるのが億劫」という感覚が、徐々に行為から遠ざけていきます。
SEXをしたい気持ちはあるが、時間がかかるのが面倒
— セックスレス解決隊 (@sexless_tokyo) 2018年6月15日
仕事や家事、育児に追われる日常の中で、セックスはどうしても「後回し」にされがちです。準備や後片付け、気持ちを切り替えるための時間を考えると、「それなら少しでも寝たい」「一人の時間を確保したい」と思ってしまうのも無理はありません。
実際、セックスをしたくない理由としては、以下のような声が多く見られます。
年齢的にもう良い
面倒くさい
仕事などで疲れているから
性欲がない
セックスより自慰が良い
パートナーとのセックスに飽きている
パートナーに愛がない
— セックスレス悩み解消 (@sexlessnayami) 2018年6月18日
このように、「忙しさ」や「疲労感」が原因となっている場合は、環境そのものを見直すことが有効です。家事を分担して負担を減らしたり、家事代行サービスを利用するのも一つの方法でしょう。また、日頃から軽い運動を取り入れることで体力がつき、疲れにくくなると、セックスに対するハードルが下がることもあります。
パートナーが仕事中心の生活を送っている場合は、休日に無理に予定を詰め込まず、しっかり休ませてあげることも大切です。心と体に余裕が生まれて初めて、「触れ合いたい」という気持ちは自然に戻ってくるものです。
セックスレスは「どちらか一方の問題」ではない
ここまで見てきたように、夫婦がセックスレスになる原因は一つではありません。マンネリ、ホルモンバランスの変化、忙しさや疲労など、複数の要因が絡み合って起こるケースがほとんどです。だからこそ、「相手が悪い」「自分に魅力がないからだ」と単純に結論づけてしまうのは危険です。
セックスレスは、夫婦関係の結果として表に出てくる“サイン”の一つに過ぎません。その背景にある生活環境や心理状態を見つめ直すことが、本当の解決への近道になります。
絶対あきらめない編集部として伝えたいのは、セックスレスは決して珍しい問題ではなく、向き合い方次第で関係を立て直すことも十分に可能だということです。焦らず、責めず、夫婦としてどう向き合っていくのかを考えることが、何よりも重要なのです。
女性はセックスをしていないと生きていけない生き物
女性の性欲は年齢とともに高まるという現実
一般的に、女性の性欲は年齢を重ねるにつれて緩やかに高まっていく傾向があると言われています。20代前半までは、恋愛感情や環境の変化に左右されやすい一方で、30代に入る頃から自分の欲求や感覚を自覚しやすくなり、性への関心も明確になっていく女性が増えていきます。特に30代後半から40代にかけては、心身ともに成熟し、「自分が何を求めているのか」をはっきり理解できる時期とも重なります。
ホルモンバランスの観点から見ても、女性ホルモンであるエストロゲンが徐々に減少し始める一方で、相対的に男性ホルモンの影響が強まるため、性への欲求が高まると感じる人が多くなるのです。こうした変化は個人差があるものの、決して珍しいものではなく、多くの女性が経験する自然な流れだと言えるでしょう。
閉経後も性欲がなくなるわけではない
50歳前後になると、多くの女性に閉経が訪れます。エストロゲンの分泌が大きく減少することで、体の変化を強く感じる人も少なくありません。たとえば、潤いにくくなったり、身体の感覚が変わったりといったことが起こる場合もあります。しかし、だからといって性欲そのものが完全になくなるわけではありません。
パートナーがいて、継続的にスキンシップや親密なコミュニケーションを取っている場合、年齢を重ねても心身のつながりを保つことは十分に可能です。実際、60代や70代になっても、パートナーとの触れ合いを大切にし、満たされた時間を過ごしている女性は少なくありません。生きている限り、性への欲求が完全に消えてしまうことはほとんどないと考えられています。
男女で大きく異なる性欲のピーク
男性と女性の“ズレ”が生むすれ違い
男性の性欲は、思春期である10代から急激に高まり、20代半ば頃にピークを迎えるケースが多いと言われています。その後は年齢とともに徐々に落ち着いていく傾向があり、30代以降は仕事や生活の忙しさも相まって、性への優先順位が下がる人も少なくありません。
一方で、女性は20代後半から徐々に性への関心が高まり、30代〜40代にかけてピークを迎えることが多いとされています。この男女のピークのズレが、夫婦や長年連れ添ったカップルの間で、気持ちのすれ違いを生みやすくする要因の一つだと考えられています。
セックスレスにつながる背景
このズレが大きくなると、「求める側」と「応じきれない側」という構図が生まれやすくなります。女性は心身ともに満たされたいと感じているのに、男性側は以前ほどの意欲を持てず、結果としてスキンシップが減ってしまう。こうした状況が続くことで、気づかないうちに距離が生まれ、セックスレスへと発展してしまう夫婦も少なくありません。
重要なのは、どちらが悪いという話ではなく、年齢や環境によって欲求の波が変化することを理解し合うことです。この理解がないまま時間だけが過ぎてしまうと、関係性そのものに亀裂が入ることもあります。
おまけ:セックスレスになった人妻たちが見せる変化
欲求不満が心に与える影響
長期間セックスレスの状態が続くと、多くの女性は強い欲求不満や孤独感を抱えやすくなります。最初のうちは「仕方がない」「自分が我慢すればいい」と気持ちを抑え込もうとしますが、心と身体の欲求は簡単には消えてくれません。やがて、気分の浮き沈みが激しくなったり、感情のコントロールが難しくなったりと、精神面に影響が出ることもあります。
外に癒やしを求めてしまう心理
パートナーとの関係で満たされない状態が続くと、無意識のうちに「自分を認めてくれる存在」や「女性として見てくれる相手」を求めてしまうことがあります。これは決して特別な人だけが陥るものではなく、誰にでも起こり得る心理です。会話の中でのちょっとした優しさや共感が、心の隙間に入り込んでしまうケースもあります。
まとめ:あなたの奥様は大丈夫?
セックスレスは“気づかないうちに進行する問題”
セックスレスが原因で心がすれ違い、関係が冷え込んでしまうケースについて見てきました。女性は、自分の性欲を表に出すことに抵抗を感じ、「求めていないふり」「平気なふり」をしてしまう人が多いのも事実です。そのため、「うちは大丈夫」と思っていても、実は心の中では寂しさや欲求を抱え込んでいる可能性も否定できません。
長い間スキンシップが減っているのであれば、まずは会話や触れ合いを大切にすることから始めてみてください。性の問題は、決して恥ずかしいものではなく、夫婦関係を維持するうえでとても重要な要素の一つです。日常の中で意識的に距離を縮めることが、結果的に大きなトラブルを防ぐことにつながります。


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